翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

お金は仮想? 幻想?

私の専門の東洋占術は、精神的な幸福よりも世俗的な満足を重視します。お金が儲かるか儲からないかは、最大のテーマ。占い学校の易の講座には、デイトレーダーも通っていました。

 

私自身は、株で儲かるか儲からないかは占わないことにしています。

bob0524.hatenablog.com

 

お金はないよりあるほうがいい。

明日の食事に困るような生活では幸福感は得られないでしょう。

 

でも、お金はあればあるほどいいとは思えません。

 

身内の恥ですが、子どものいない伯母2人が相次いで亡くなり、小金を貯めていたばかりに、残された親族で骨肉の争いが延々と続いています。

生きるための最小限のお金だけあれば、最後を看取った親族は美談で終わったのに、ある程度まとまった金額があると、権利を主張したくなるのでしょう。私の代で親戚付き合いは終わりそうです。

 

そんなにお金が欲しいのか。

生活するだけのお金があれば、それ以上のお金は邪魔になるような気もしています。

 

巷では仮想通貨で大金持ちになった人が多いそうですが、これを読んで「なるほど!」と思いました。

 

ビットコインで「億り人」になってもナゼ幸せではないのか?

www.shinoby.net/2018/01/11594/

 

これによると、仮想通貨の変動があまりにも激しいので、値上がりしても喜ぶより、不安になるそうです。

 

かといって、売却して利益を確定するのもためらわれます。個人で利益確定をすれば、雑所得として確定申告しなければなりません。1億円の評価益があっても、売却して1億円の現金を手にできるわけでは無いのです。最大で45%の税率(住民税込みだと55%)が課せられます。

また、仮想通貨に対する先高観は相変わらず根強く、現時点で利益を確定してしまうと、将来上昇すれば悔しい思いをすることになります。それを考えると、なかなか売るにも売れないのです。

 

私も日本株に投資しているので、株式市場が大きく動く時は心がざわざわします。

でも、こまめな売買はせず、基本はほったらかし。

 

生活費以上のお金は、しょせん仮想であり幻想じゃないかという気がするからです。

というのも、私が四半世紀以上にわたって稼いできたのは原稿料です。

コピーライターや雑誌のライターとしてお金がもらえたのは、たまたま時代がよかったから。あぶく銭のようなものです。現在、原稿書きをマネタイズするのはけっこうむずかしいでしょう。

 

そんな虚業で得たお金が増えようが減ろうが、生活さえできればどうでもいい。

そう開き直ることでお金について精神の安定が得られます。

 

ベトナムハノイでお金について考えさせられることがありました。

 

ベトナムの通貨のドンは単位が大きくて、計算が大変です。両替すると何百万ドンも渡されて頭がくらくらします。1円が約200ドンですから、ゼロを2つ取って2で割ると日本円になります。

 

ホテルで「タクシーは市内なら10万ドン以内です」と説明されました。10万ドン、つまり日本円で500円。初回に乗ったときは6万ドンでした。

 

ところが、水上人形劇を見て、ホテルに帰るために乗ったタクシーでは、60万ドンを請求されました。メーターには60という数字が出ています。

 

私は計算が苦手なので、一瞬、私のほうがまちがえているのかと思いました。

でも60万ドン、ゼロを2つとって6000、2で割って3000円。東京のタクシーより高いじゃないですか!

そして、タクシーが止まった場所はホテルのエントランスではなく手前の路上。ますますあやしい。ホテルのドアマンに交渉を頼めば、絶対に論破してもらえるはずです。「ホテルまで行ってください」と強く主張し、しばらく押し問答になりました。

ホテルまで行ったら悪事がばれるし、通報されるかもしれないから絶対に避けたいのでしょう。親分?に電話して、結局メーター通り6万ドンで済みました。

 

若いドライバーでした。車を借りて違法のタクシー営業をしているのでしょう。10人乗せてそのうち1人でも、だまされたりあきらめて10倍の価格を払えばペイします。

 

お金が仮想か幻想なら、10倍の価格を払ってもどうってことないじゃないか。

いや、それとこれは違う。こんな商売はまちがっている。

 

ビットコインの1億円から、ベトナムのタクシーの60万ドンまで、お金に対する思いが錯綜しました。お金との付き合いは本当にむずかしいものです。

 

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