翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

人の行く裏に道あり花の山

20年ほど前、女性誌のライターをやっていて、マネー記事を次々と依頼されていた時期がありました。
金利が延々と続き、リスクを取って運用しないとお金は増えないということで、投資信託や株の買い方を経済評論家やファイナンシャルプランナーに取材して回りました。
自分もやってみないことにはリアルな原稿が書けないと思い、株を買ってみることにしました。ネット証券が登場し、店舗まで行かなくてもクリック一つで株が買えるようになった頃です。
取材先で「フリーランス国民年金しかないから、老後資金をちゃんと考えておかないとかなり苦しい」とさんざん聞かされました。国民年金基金、小規模共済に加入しましたが、インフレ対策には株です。

手始めに食品やお酒のメーカーを中心に買いました。消費者として日々利用している企業なら動向がわかりやすいからです。アメリカの外食産業の翻訳記事を定期連載しているので、外食チェーンの株も買い集めました。いくら不況になっても、人間は必ず飲食をします。偽造食品や異物混入といったリスクもありますが、複数の企業の株に分散しておけば致命的なダメージを受けることはありません。
それから3Dプリンター、自動運転、介護ロボットといった分野の関連企業の株も買っています。値上がりしそうだという欲と同時に、技術開発を進めてもらいたいという願いもあります。

私の株式投資は基本的にほったらかしの長期保有です。
短期の売買で利益を出すのは神経をすり減らしますし、株の儲けは不労所得、すなわちズルをして儲けを重ねることですから、手痛いしっぺ返しがありそうです。

長期保有で含み益を出すには、どうしたらいいか。

株の有名な格言「人の行く裏に道あり花の山」。
お花見で人がたくさん集まる場所を避けて裏道を行くと、桜がたくさん咲いている山にたどりつきます。
誰も行かないようなところにチャンスがあります。

「株で損した」という声が巷にあふれているときこそ、買い時です。しばらくすると桜が咲くでしょう。
反対に「株で儲かった」という声が聞こえ始めたら、買うべきではありません。桜が咲いていても、酔っ払いがわんさといて、座る場所もないほどの混雑で、花見どころじゃない状態ですから、株は売り時です。