翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

インナーチャイルドカードが告げる東京オリンピックまでの仕事運

2週にわたる天海玉紀先生のインナーチャイルドカード講座、昨夜が2回目でした。

1枚1枚のカードから、どんな物語が飛び出すのか、心が躍る花冷えの夜でした。
講座の終わりに「現在(テーマ)、課題、未来」の3枚のカードを引きました。
問いは仕事運にしました。玉紀先生から「期間を限定したほうがいい」とアドバイスがあり、「東京オリンピックまで」にしました。
一緒に参加された方は「1年間」だったので、私のは長すぎるかと思ったのですが、長い物語が好きなのです。私が最初にインナーチャイルドカードに触れた玉紀先生とのセッションでの「日本語教師になったら」という3枚引きの物語はいまだに完結せず、延々と続いています。

今回は、本業の原稿書きも含めての仕事運がテーマで、東京オリンピックの年から徐々にリタイアを考えていたので、3年半ほどの期間に設定しました。

カードを引く瞬間はいつもわくわくします。幼い頃に見た子供向けのテレビ番組を思い出します。おとぎ話がさまざまな形の箱に入っているという設定で、「今日はどの箱にする?」と箱を選ぶとお話が始まりました。そのイメージがよみがえります。
ずらりとならんだカードの中から1枚が「私の物語を読んで!」と声を出しているような気がしました。
そして選んだのが下の3枚のカード。左から、現在、課題、未来です。

カードを開ける順番は、現在→未来→課題でした。
未来をイメージして、そこに到達するためにクリアすべき課題が最後に示されるのです。

まず現在が「ジャックと豆の木」。このお話は、つい最近、NHKラジオのエンジョイ・シンプル・イングリッシュで聞いたばかりです。
家に一頭しかいない貴重な牛を市場で魔法の豆と交換して、お母さんに怒られるジャック。庭に投げ捨てられた豆が大きな木になり、ジャックは登って行って巨人の家から金貨を生むめんどりを盗んでくる。
「変な豆を蒔いたばっかりに、面倒なことをしなくてはいけない…」とがっくりした私に「絵をよく見て。もうめんどりは手に持っているでしょ」と玉紀先生。
そうそう、フリーライスのライターを四半世紀以上続けているのですから、手にすべきものは手にしています。副業の日本語教師も始めて手一杯ですから、新たな豆を蒔いたり巨人の家に不法侵入することはもうないでしょう。

そして、未来は、クリスタルのガイドである聖ニコラス。
実は課題のカード、ソードのシーカー(オズの魔法使いのかかし)は、先週の講座で「自分の役割、立場」で引いたカードです。日本語教師としての私は、まさに脳みそ(知性)のないかかしですから、シーカーの一段上のガイドになりたいものだと心から願ったのです。

そうすると未来でガイドのカードが出てきたわけです。

そういえば、数週間前にオランダ人の学生が聖ニコラスについて作文を書きました。彼によると、聖ニコラスはサンタクロースとは別人で、トナカイの引くそりなんかに乗らず、船に乗ってやって来ます。そして、ズワルトピートという、顔を黒く塗ったお供を二人連れています。

インナーチャイルドカードの聖ニコラスは日本人におなじみのサンタクロースです。サンタクロースといえば、フィンランド! ここ数年、フィンランドにつながりたくてたまらず、その一環として日本語教師の資格を取ろうと思い立ったわけです。

東京オリンピックの頃に、聖ニコラスの域に達していたら、こんな喜ばしいことがありません。
そのためにクリアすべき課題は…と2枚目のカードを開けると、そこにはおなじみのかかしが!
原稿書きも日本語教師も、地道に日々の役割を果たしていくしかありません。

こんなにおもしろいインナーチャイルドカードですが、自分でカードを所有しようという気にはなりません。私にとってはどの物語も壮大で、日常的に手元に置くものではないからです。人生の節々で、物語の意味を知りたくなった時に、玉紀先生のセッションを受けようと思っています。