翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

人生はロールプレイング

夏瀬杏子さんの交換日記のようなブログです。

http://annco.blog.jp/archives/1064085876.html

お金は寂しがり屋でお金持ちの所に集まるとよく聞きますが、同様に幸運のような類も寂しがり屋で幸運そうな人の所に集まりたがっている気がどうしてもする私。フリだけでも幸せそう、楽しそうというふうにするのは効果があるのでは?いやあると思う!フリよフリ!

あー、そうです、そうです。
先日、NHKでドラゴンクエスト30周年記念の番組をやっていました。
ロールプレイングゲームってなんておもしろいうんだろうと、毎日必死でドラゴンクレストをやっていたのはもう30年も前のことかと感慨深いものがありました。

ドラクエの生みの親の堀井雄二によると、「人生はロールプレイング」。
フリでもなんでもいいから、とにかくプレイしなくちゃゲームも人生も進まない。
そして、杏子さんの言うように、フリをしているうちに人生も変わっていきます。

親孝行プレイ (角川文庫)

親孝行プレイ (角川文庫)

「最初は偽善でもいい。心は後からついてくる」というのが、みうらじゅんの教えです。

まずね、あれですね。演技をするっていうことだと思うんですね。基本的に。心が、ついてくるってことになってますけど。親孝行って。心がついてくるのを待っているようでは、親、いなくなったりしますんで。もうその前から、恥ずかしいとか、あまりしたくないとか、そういうことをもう除外して。

親孝行だけじゃありません。夫婦間もおなじです。
「夫のことが好きではありません。嫌いでなくなる方法はありますか」という42歳の女性の悩み相談に、みうらじゅんは「好きになるプレイ」をおすすめています。
https://marisol.hpplus.jp/article/1202

フリだ、プレイだ、演技だ、と思えばどんなことでもできてしまえそうです。

若い頃「教師には絶対になりたくない」と思っていたはずなのに、後先考えず日本語教師となり、外国人に日本語を教えています。ふと正気に返って「こんなことやってていいのか」と自分に突っ込むのですが、先生のフリをしているだけ。先生のロールプレイングです。ドラクエダーマの神殿で一時的に転職したようなもの。そう思うと、本職の先生より先生らしくふるまいたくなります。

堀井雄二によると、「人生で一番の遊びは別の人生を体験すること」。こうやって一生遊んで暮らすのが理想です。