翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

多拠点居住とチャンプルー文化

沖縄旅行から帰って来て1ヶ月。沖縄熱が続いています。

JALの「どこかにマイル」でたまたま那覇に行ったわけですが、旅行ではなく沖縄で暮らしたいという気持ちになりました。

 

「多拠点居住」という言葉を知ったのは元ニートのphaさんやジャーナリストの佐々木俊尚氏の記事から。phaさんは東京と和歌山の熊野のシェアハウス、佐々木氏は東京と軽井沢、福井を行ったり来たりして暮らしているそうです。

 

恩納村の海でシュノーケリングをした際、インストラクタの方は東京出身で、奇遇なことに元ご近所の方でした。そしてもうお一人は札幌出身。お二人とも、沖縄の海に魅せられて移住したのでしょう。

マリンスポーツのインストラクターといった沖縄に特化できる技能があるわけでもないし、完全に移住するのはハードルが高いので、冬の寒い時期とスギ花粉のシーズンだけ沖縄で暮らすというのはどうだろうと夢は広がります。

東京の家はそのままキープしておき、半分ホテル化。長期滞在したい人を泊めて沖縄滞在の費用の足しにできないものか。

エアビーアンドビーという手もありますが、不特定多数の人が出入りするのは不安です。管理組合から苦情も出そうですし。

留学生のホームステイはホストである私が東京にいないと受け入れることができませんが、日本語教師を続けていけば、数ヶ月単位で東京に滞在したいという元教え子のネットワークができるかもしれません。いますぐというわけでなく、数年先の話です。

 

沖縄に移住して現地に溶け込むのはかなり大変そうですが、多拠点居住の一つなら、けっこう居心地がいいのではないでしょうか。

数年前までは、「夏はフィンランド、冬はアジアのリゾート」と夢想していたのですが、パスポート不要の北海道や沖縄は気楽に行き来できます。日本語学校の教室では、外国人10人ほどに日本人は私一人という状態なので、海外に出かける気がだんだん失せてきました。

 

そもそも、日本語教師の資格を取ろうと思い立ったのは、将来、フィンランドに滞在するためだったのですが、歩き出してみれば気分も目的地も変わってしまうのはしかたがないことです。むしろ「これじゃなきゃ絶対にダメ」と思い込まないほうがいいのでは。

 

 沖縄でヘリオス酒造の工場見学に出かけてみました。もともとはラム酒を製造していたので、木の樽で泡盛を熟成させます。そのため、泡盛はうっすらと琥珀色になります。

 

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もともと泡盛は東南アジアのお酒。原料はタイ米です。

ヘリオス酒造のガイドさんは「冷夏でコメ不足となった1993年、緊急輸入したものの大量に余ってしまいましたね」と苦笑しつつ説明していました。

 

その夜、居酒屋でヘリオス酒造の泡盛を飲もうとしてメニューを見たら「泡盛」としか書いていません。「これはどこの泡盛ですか」と聞いたところ、「いろいろ混ぜています」とのこと。

「いくらチャンプルー(混ぜ合わせる)文化といっても、お酒も混ぜてしまうとは!」と思っていたら、那覇の最終日に立ち寄った忠孝酒造の「マイブレンドバー」では、新酒や古酒、度数違いの泡盛を自分好みでブレンドできます。

 

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住まいも仕事も人間関係も、適度に混ぜ合わせて退屈しないで生きていきたいと泡盛でとろんとしてきた頭で考えました。