翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

温泉の至福

裏磐梯では、自然を満喫しておいしいものも食べましたが、一番すばらしかったのが温泉です。

温泉は露天に限ると私は思っています。
宿泊した裏磐梯レイクリゾートの露天風呂からは、緑の木々の先に桧原湖が見えます。8月の終わり、裏磐梯はすっかり秋の気配。心地よい外気の中、温泉につかるのはまさに至福のひとときです。

どうしてこんなに気持ちがいいのだろうとお湯の中で手足を伸ばしているうちに、木火土金水の五行のすべてを体感しているからだと思い至りました。
樹木、温泉の熱、山、鉱石、そして豊かな水。四柱推命では、私の命式は木、火、土が幸運をもらたします。磐梯山の噴火の話をさんざん聞いた後だったので、火の気からエネルギーをチャージしているように感じました。

九星気学では吉方に行ってその地の水を飲むという開運法がありますが、温泉も土地のパワーを体内に取り入れることができます。
ここ数年、各地の温泉に出向き、八方位ごとのお気に入り温泉リストを作成中です。北の裏磐梯、猫魔温泉もぜひまた来たいと思わるお湯でした。

これまで温泉旅行は1泊が多かったのですが、今回、2泊してみて連泊の良さを実感できました。朝起きたら、まず温泉。適度に外で活動して、宿に戻って温泉。眠る前にまた温泉。一泊だと到着した翌日には帰り支度なので、なかなかゆっくりできません。2泊といわず、3泊、4泊といきたいところですが、それは老後の楽しみに取っておきます。

数年前に青森の谷地温泉で、老婦人と気が合い、湯の中で話し込んだことがあります。
老婦人は若い頃、コツコツとお金を貯めて、小さな賃貸物件を購入。自分で管理して掃除もしっかりやっているうちに、賃貸人に恵まれて家賃収入が順調に入り、二軒目を購入。そんなことを続けて物件を増やし、悠々自適の老後となり、毎年冬は谷地温泉に長期滞在しているそうです。
人それぞれ蓄財法があるものです。8方位すべてに定宿を持ちたいという私の野望をかなえるには、かなりの財が必要なので、もうひと踏ん張りがんばります。


裏磐梯レイクリゾート。やたらと広くて、1階の温泉から部屋の階にエレベーターで上り、そこから延々と部屋まで歩かなくてはなりません。温泉を出た後のいい運動です。