フィンランドからソフィアがやってきて、うちにホームステイしています。
去年のヘンリク君に続いて2人目のフィンランド人学生です。4週間滞在し、日本語学校に通います。
日本語学校で教え始めてバタバタしているし、ホームステイ中の学生を教える羽目になったら決まりが悪そう。
今年は断ろうと思ったのですが、ホームステイ先探しに苦労している担当者から頼まれると、つい引き受けてしまいました。新米教師として学校には大変お世話になっているわけだし。
去年は、あれこれ考えて準備して、あらかじめ毎日の献立まで考えたのですが、今年はかなり手抜き。
子供を産み育てた経験がないのですが、最初の子育てに苦労したお母さんも、二人目の子供は少し肩の力が抜けるのではないのでしょうか。
カウチサーフィンで泊めてもらったヘルシンキ郊外のエリカの家には19歳の女の子がいたのですが、門限もなく大人として扱われていました。ヘンリク君のホームステイ前にエリカに「過保護にしてはだめよね」と相談すると「男の子はね…どうだろう、女の子のほうが成長が早いから」と言われました。
ソフィアとヘンリク君は同学年で、去年ヘンリク君は18歳で来日しましたが、ソフィアは19歳になっています。
事前のメール交換でも、ヘンリク君はお母さんに手伝ってもらって、完璧な優等生の文面を送ってきましたが、ソフィアは親の手は入っていない感じです。『エヴァンゲリオン』と『進撃の巨人』が好きというので、オタク度が高そう。あまり干渉せずに自由にさせたほうがよさそうです。
到着日、インタホン越しに対面した時、犬を連れている!とびっくりしました。
よく見ると犬のぬいぐるみでした。うーん、子供っぽい一面もあるのかも。
そんなふうにソフィアのホームステイが始まりました。「作文のクラスは選択しないように」と言い含め、学校ではあまり接触しないようにしています。
同じフィンランド人といっても、当然ですがヘンリク君とはまったく違います。両親(一族)の期待を一身に集めて来日した超優等生のヘンリク君に対して、ソフィアはあくまでも自然体。だから私も肩の力を抜いてホストしています。
このところ学校が終わったら友達と夜遅くまでポケモンの捕獲をしているようですが、好きなことをしてのびのび日本を楽しんでもらいたいものです。