翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

ダブルメジャーで生きる

前回紹介した『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20160131/1454206489

明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

「私でなくてもできることは人に任せて、私にしかできないことに専念する」とありましたが、「私にしかできないこと」は、一つとは限りません。

 これまではシングルメジャーの時代でした。一つの仕事に専念するのが美徳とされてきました。しかし、これからはダブルメジャーの時代です。衣食住の仕事の他に、もう一つ自分の情熱を傾けられるものを持つといい。
<中略>
 私は順天堂大学で病理・腫瘍学の教授をしています。これが衣食住のために給料をいただいている職業です。私が発起人として始めた「がん哲学外来」は、本業ではありません。私がやりがいや生きがいを求めてやっていることです。

「衣食住のための仕事とやりがいが一致すれば理想的だけど、みんなが実践できる生き方ではないから、本業の他に生きがいを持とう」というのが樋野氏のアドバイスです。

「衣食住のためにダブルワークを余儀なくされている」という非正規雇用で厳しい生活を送っている人もいるのが現実ですが、生まれた時代がよかったり、幸運に恵まれて生活の心配をしなくて済む境遇なら、ダブルメジャーで人生はぐっとおもしろくなるはずです。

たとえばこんな生き方。

40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら

40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら

漫画家専業で20年の作者は、「ありったけの勇気をふりしぼって、初任者研修に通って」訪問介護の世界へ。現在は介護と保育施設のヘルパーと漫画で、トリプルメジャー。

漫画だけの生活のころとくらべて「憑き物が落ちたようなカオになった」と友だちに言われて、この生活のバランスが自分には合ってるのかなとも思います。(あとがきより)

昨年の1月から日本語教師養成講座に通い始めたのは、ダブルメジャーを意識したわけではありません。外国人(特にフィンランド人)と交流するのに日本語教師の資格があれば、可能性が広がると考えたからです。
日本語教師はそれだけで食べていくにはなかなかきびしい職業ですが、ダブルメジャーの一つなら、やりがいがありそうです(実際に教壇に立つまでには、学ぶことだらけですが)。
それに、本業をリタイアしたら、ダブルメジャーでなくては、時間を持て余してしまうこともあるかもしれません。

将来始まるであろう「締め切りに追われない生活」は、私にとって未経験です。
今はスポーツクラブに週5回は通っていますが、いつかはスタジオレッスンについていけなくなるかもしれません。自分の老いを受け入れながら、できる範囲の選択肢を少しずつ集めていくつもりです。


できるだけ速く目的地に着くことが目的ではない電車もあります。修善寺・虹の郷にて。