翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

善意のリインカネーション

今年は海外との交流が活発な一年になりそうです。
新年早々、香港から来たマッティとキャスと会いました。

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そして、台湾・嘉儀では陳君からおもてなしを受けました。
森川巡査が祀られている富安宮をお参りしているうちに正午となり、おいしいと評判だという近所のレストランへ行くことに。私は肉をあまり食べないので、嘉儀名物の七面鳥料理だったらどうしようかと心配したのですが、森川巡査が赴任したのは漁村ですから、シーフードレストランでした。
陳君は万事行き届いていて、「中国語のメニューでは日本人にはわからないだろうから」と友人からメニューの写真まで送ってもらっていました。


あさりの酒蒸し、台湾名物のからすみ、白身魚の揚げ物。小さめの牡蛎入り焼きそばが絶品。森川巡査を神と崇めている漁村で食べる海鮮料理だと思うと味わいも格別でした。

わざわざ仕事を休んで案内してもらっているのだから、昼ご飯代は私たちが払うと主張したのですが、陳君は譲りません。

「九州を自転車で旅した際、日本の人たちにとても親切にしてもらった。英語ができないおばあさんもいたんだけど、『大丈夫、大丈夫』が口癖で、それはよくしてくれた。今こそ、恩返しをするときだ」
「富安宮に来たのは、自分にとってすばらしい出来事だから、森川巡査を教えてくれたことを感謝している」
「うちの母に、『カウチサーフィンで知り合った日本人を案内する』と話したら、感動して『なんてクールなの! しっかりおもてなしするように』と言われている」
と、さっさと支払いを済ませてしまいました。

台湾旅行の参考に司馬遼太郎の「街道を行く 台湾紀行」を読みました。

街道をゆく 40 台湾紀行 (朝日文庫)

街道をゆく 40 台湾紀行 (朝日文庫)

大作家なら、行く先々でコーディネイトされて地元の人と触れ合えるのがうらやましい限りだったのですが、カウチサーフィンという仕組みができたことで、個人でも可能になったのはすばらしいことです。

陳君は九州で、よほど楽しかったのでしょう。九州の人が一人旅の台湾人青年におおらかに接してくれたからこそ、陳君の温かいおもてなしを受けられたわけです。

フィンランドの女の子、マイヤちゃんを我が家でホストしたときに「この親切にどうやってお返ししたらいいのかしら」と言われ、「ヘルシンキで外国の人に親切にしてあげて。いわば善意のリインカネーション(輪廻)と口走ったのを思い出しました。
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台湾から帰国後はフィンランドからユハナとユホがやっていました。こうやって善意のリインカネーションが続きますように。