翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

失敗を失敗で終わらせない

先日、放送されたNHK総合「おせち家族に福きたる!〜平野レミの早わざレシピ〜」。
生放送でおせち15品を作るという無謀で楽しい番組でした。

マーマレードで田作りという斬新なレシピが紹介されました。子供も食べる田作りにしようとして、いちごジャムで作ったら大失敗、とてもまずかったそうです。
「私は失敗するほど上手になる。みんなも失敗しなくちゃダメよ」とのこと。

思えば今年は、いやになるほど失敗が多かった年でした。
1月から日本語教師養成講座に通っていたからです。
半年間の基礎理論は座学でしたから、なんとかなりました。一応は「日本語を書く仕事」に四半世紀以上、携わってきたのですから。
ところが7月から演習に入ると、苦戦続き。
たとえば「きれいです」「おいしいです」みたいな日本語は、文法的には正しいけれど、編集者からは「小学生の作文みたいな原稿を書くな」と言われます。リズムがよくて、ひねりがある文章を書く仕事を30年近くやってきて、いきなり平易な日本語を使えと言われても頭が切り替わりません。

演習では、生徒が順に模擬授業を行い、お互いに批評し、先生が総評します。20代半ばの若い人たちに混じって、失敗が続き、凹むことの多かった半年間でした。

先生はよく、こうおっしゃいました。
「ここは養成講座なんだから、失敗はたくさんしたほうがいい。失敗したほうが記憶に残り、本番の授業で失敗しなくなります」

この本も、そう言っています。なにしろタイトルが『失敗のしようがない 華僑の起業ノート』ですから。

失敗のしようがない 華僑の起業ノート

失敗のしようがない 華僑の起業ノート

なぜ「失敗のしようがない」のでしょうか?
それは、「途中の失敗」は失敗ではないと華僑は考えるからです。

華僑には失敗という概念はないんです。最終的には必ず成功するんだから。途中どんなにしょうもないことをやっても、誰も失敗とは思わない。

失敗を失敗で終わらせず、うまくいく方法を見つける。明日から始まる新しい年も、そんな試行錯誤の連続となりそうです。