スイッチが入ったら、すぐ行動を起こすこと。「そのうちに」と先延ばししているうちに、スイッチは切れてしまうという話の続き。
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (74件) を見る
強く共感したのが、「いつか」ではなく「今」やるべきだということ。
40代を迎えたら「いつ終わるかもしれない人生」を前提として考えるのは、確率的にも意味のあることだと書かれています。
長期休暇も取らず働き詰めに働いて、定年を迎えたら好きなことができると期待していても、いざ定年になったら体力、気力が減退して何もできないのはあまりにも悲しい人生です。
多くの人は若い時にお金がなく、休みが取れないため、定年してから12時間も飛行機に乗って欧州や南米の遺跡を訪ねます。でもそれは、誰にでも可能なことではありません。たとえ可能であっても、若い時と同じように楽しめるかどうかは誰にもわかりません。
今は健康に自信のある人でも、年を取るということを甘く見ないほうがいいということです。食事制限のためにツアーに参加できなくなったり、足が悪くなって、階段の多い広大な遺跡には行けなくなるかもしれません。大病をしなくても、歯が悪くなって食べられるものに制限が出てきたり、目が悪くなって長時間の読書やパソコン作業がつらくなるかもしれないのです。だから絶対やりたいことは、「いつか」ではなく「今」やっておくべきなのです。
やりたいことを老後の楽しみに取っておいても楽しめません。
ちきりんは40代にして働き方を変えましたが、私はフリーランスのライターという仕事が気に入っていたので、50代や60代になっても編集者からお呼びがかかる限り続けていきたいと考えていました。
占術理論を学んで専門分野を持ったことで、一般のライターより出版不況を実感するのは遅かったのですが、休刊する雑誌もあり、単行本も昔ほど売れなくなりました。そろそろ原稿書き以外の仕事を視野に入れて模索しているところです。「外国人に日本語を教える」仕事もそのうちの一つです。
5月初旬に足利フラワーパークに行きました。藤の花が満開のポスターを見て以来、いつか行ってみたいと思いながら、10年が過ぎました。実際に行ってみれば、あっけないほど簡単。首都圏からは日帰りできます。
いつか行きたい場所、読みたい本、習いたいこと。どんどんクリアしていくつもりです。