易では冬至、四柱推命や九星気学では立春が年の切り替わり。
一般的には1月1日が新年の始まりで、その都度、「新しい1年の抱負を考えてみたりします。個人的には、一年を占う年筮を立てる冬至が最も重要な区切りとなっています。
年度が改まる4月も、新スタートのタイミング。
本屋さんの店頭にNHKの英語講座テキストがずらりと並びます。
kamomeskyさんが講座の内容を紹介してくださるので、参考にしています。
http://d.hatena.ne.jp/kamomesky/20150330/1427670232
「実践ビジネス英語」テキスト4月号の掲載されているという、杉田敏先生の言葉にどきりとしました。
「ただ漠然と目的もなく、何千時間英語に接していても上達はしないでしょう」
みんなどんな感じでラジオの英語講座を聞いているでしょう? 机に向かってテキストを広げて、集中しているのでしょうか?
私はICレコーダーに自動録音し、家事をしながら聞いています。聞くのを怠けていると、レコーダーの容量が足りなくなりつつあるのと同時に、汚れたお皿や床のホコリが目立つようになります。
だからあまり身についていないのかも…。でも、目的はあります。
「自分の言いたいことを英語で話したい」――英語の専門家を目指しているわけではないので、むずかしい単語やイディオムは無理して覚えません。しかし、小津安二郎とアキ・カウリスマキの関係についてフィンランド人に説明するなら、ある程度の語彙は必要です。
それに、講座を聞いていると、語学として英語を学ぶ以上の広がりがあります。
たとえば、「ラジオ英会話」2月号、英会話文法では比較級に関連した用法が紹介されました。そこで「theのつかない最上級」というのが出てきました。
I'm happiest in the kitchen.
(私はキッチンにいるときがいちばん幸せです)
他人とは比べず、自分として最高に幸せだと言いたいとき、通常theを付けません。
I'm the happiest in the kitchen.
theを付けると、「キッチンで複数の料理人が働き、その中で自分がいちばん幸せだ」となります。
これを聞いたとき、英語の文法はそっちのけで「私はtheのつかない比較の生き方をしよう」と決意しました。
たとえばズンバやヨガのレッスンで。スタジオにいる人たちと他の人たちと比べて上手か下手かは、気にしない。
英語を専門にしている人からしたら、間違いだらけで発音もあやしい英語でも、私にしか話せない内容の会話をしたい。
ちょうど今取り組んでいるインタビュー原稿で、「自分より上の人と比べると、みじめになる。下の人と比べると、怠ける口実になる。どちらにしても有害。比べるなら過去の自分と今の自分」という内容がありました。
ヘルシンキの広告代理店に掲げられていたメッセージ。
自分ができないと思い込んでいたことができるようになるのは、すばらしいことです。