翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

いい質問には、いい答えが返ってくる

ボブ・ディランのテーマタイムラジオアワー。
99回めのテーマは、"Question"でした。
http://www.interfm.co.jp/bobdylan/

"What Do You Want the Girl to Do?","Who's That Lady?"など疑問文の歌を集め、マービン・ゲイの"What's Going On?"もかかりました。

冒頭の"Who Do You Love?"は、ザ・バンド解散コンサート『ラストワルツ』でロニー・ホーキンスとのバージョンが印象的でしたが、ディラン先生がかけたのはボ・ディドリー。この番組では、自分の曲を一切かけないだけでなく、ザ・バンドも封印しているのでしょうか?

"Who Do You Love?"は、文法的には"Whom Do You Love?"が正しいのですが、ネイティブのほとんども"Who Do You Love?"を使うと、ピーター・バラカンが解説していました。

ディラン先生はボルテールの名言も紹介。

Judge a man by his questions rather than his answers.
人をその答えからではなく、質問から判断すべきだ。

池上彰の「いい質問ですね」ではありませんが、適切な質問ができれば、答えはもう出たようなもの。
占い、特に周易を学ぶ過程で、占的(せんてき)、すなわち占いの目的を明確にすることの重要性を徹底的に叩き込まれました。

「笑って問えば、笑って答える」、あやふやな質問をすればあやふやな答えしか得られません。
そして、答えが気に入らないからといって、再び質問してもいけません。

山水蒙(さんすいもう)の卦辞にこうあります。山水蒙の「蒙」は、啓蒙の「蒙」。教育に関する卦です。

初筮(しょぜい)は告ぐ。再三すれば涜(みだ)る。
At the first oracle I inforom him.
If he asks two or three times, it is importunity.

そう、質問は1回きりしかできないのです。だから慎重になるべきです。
易やタロットで、気に入らない卦やカードが出たからといって、再び占っても意味がありません。気に入った答えが得られるまで続けることになるからです。

どれほど年を重ねても人生はわからないことの連続ですが、その時々で知恵を絞って「いい質問」をしていきたいものです。


立春明け早々、箱根神社にお参りできました。