翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

引きこもりでも、世界とつながる

前回のエントリーでブログを紹介させていただいた齋藤慎之介さん。
http://nosumaru.com/
現在、ニューヨーク州立大学に留学中で、専攻はメディア学やデザイン。
プロフィールを拝見すると、フィリピン語学留学や東南アジアバックパック旅行をしたり、英語も精力的に学んでいるようす。

ネットの時代はありがたいもので、単にブログを読むだけでなく、ニューヨーク在住の齋藤さんと簡単につながることができます。
カウチサーフィンに対する考え方が似ているので、すぐに意気投合。単に外国人を泊めたり、泊まったりするだけではなく、カウチサーフィンから得られる価値について二人とも考えているからです。
30歳以上年下の若い方ですが、「会ったこともない外国人を家に泊めるの!?」とあきれる同世代の友人よりもずっと話が合うはずです。
リアルな街中だったら、「無限の可能性に満ちた向上心あふれる若者」と「人生の黄昏を生きるおばさん」としてすれ違っただけだろうに、ブログはありがたいものです。ブログを通して「何を考えているか」がわかるので、年齢や外見とは関係なく、同じ価値観の人と交流できるのですから。

齋藤さんとメール交換した同じ日の夜に、フィンランドのセイナヨキ在住の日本人女性・Kさんからメールが届きました。
フィンランド人カウチサーファー、アンネと日本語とフィンランドの交換レッスンをしている女性です。

彼女もブログを書いています。
http://visitlakeus.blog.fc2.com/
セイナヨキを訪れた時、アンネに紹介してもらい、街を案内してもらったり、一緒にご飯を食べたりしました。
その後もメール交換を続けています。

新聞記者のアンネは日本の記事を次々と執筆しているようす。フィンランドのメタルバンドの東京ライブの記事に私も登場しているとのことで、記事のスキャンと日本語訳を送ってくれたのです。

「友人はヨレ・マルヤランタのファンである」と紹介されています。これでフィンランドオタクであることがわかるのでしょう。それにしても、ヨレ様と私の名前が同じ記事に登場する日が来ようとは。地方紙なので、ヨレ様の目に触れることはないかもしれないけれど、日本に今でもファンがいることを知ってもらえたら…。

私のコメントも紹介されていす。

パフォーマンスが終わったときにAkiko(注:私の本名)は口を開いた。「ちょっと仰々しいところが歌舞伎に似てたね。」と彼女は定義づけた。

メタルバンドのギタリストは、少女マンガに出てくるような金髪のさらさらした長髪でした。
ボブ・ディランの"Changing Of The Guards"という曲に"she’s clutching on to his long golden locks"(彼女は彼の長い金髪にすがりつく)という一節があるのですが、まさにこういうのがlong golden locksなんだなと思いました。
そして、ギターをかき鳴らすたびに、金髪が振り上げられ、まるで歌舞伎の白獅子みたいでした。日本の伝統芸能に興味のあるアンネにそう話したのです。

アンネの新聞記事はフィンランド語で書かれていますから、Kさんに訳してもらわないと、こんな風に書いてもらっているなんて知らずに終わっていたでしょう。

ボブ・ディランのいたニューヨークに留学したり、フィンランド人と国際結婚してセイナヨキで暮らすなんて、私にはとても手の届かないエキサイティングな人生です。
現実の私の生活は、自宅で仕事をして、メールで入稿も校了も終わることが多く、ほぼ引きこもり生活。半径200メートルの範囲でほとんどのことが完結します。
でも、カウチサーフィンをきっかけにして世界が広がり、ニューヨークやセイナヨキとも瞬時につながることができます。ネットのない時代は、外国の地ははるかに遠いもので、こんなに気軽に交流できるなんてとても想像できなかったでしょう。世の中はとてもおもしろくなってきました。


東京ドームシティのムーミンカフェにて。
アンネは日本のカフェの記事も書いているそうです。私とムーミンパパを並ばせて写真を撮っていましたが「ぬいぐるみとお茶を飲む寂しい日本人女性」として紹介されるのでしょうか…