翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

チャンスという回転寿司のマナー

カジケンブログに「チャンスと回転寿司」という人気エントリーがあります。
http://kajikenblog.com/?p=1347

IT系のイベントやスタートアップの支援などをされている奥田浩美さんという方のたとえ話の紹介です。

チャンスのほとんどは、人を介してやってくる。
自分のチャンスだけを求めるのではなく、人のチャンスを見つけてあげよう。

回転寿司にたとえれば、タマゴがやってきたら、タマゴが好きな人に渡す。カッパ巻もカッパ巻の好きな人に。

そうしているうちに、ネタが追加される速度が速くなり、自分の好物のマグロが載った瞬間に誰かが「マグロきましたよ!」と声をかけてくれる。

10貫ぐらい人に勧めているうちに必ず自分のネタが来る。ネタ(チャンス)はちゃんと食べてくれる人のところにやってくるから。

占い師も脱帽の究極の開運法です。

黒門先生の風水講座に出て、しっかりと覚えたのは、八宅風水や玄空飛星の理論ではなく、「運は人が持ってくる」ということ。
人里離れた山小屋の一人暮らしで、どんな開運法を試しても、上がるのは健康運ぐらい。人と関わらなければ、恋愛運や仕事運、金運は上がらない。

だから、西に黄色を置いたりパワーストーンを身につける前に、人間関係を整えるべし。
運の悪い占い師というのは、占術理論は極めていても、人づきあいやコミュニケーションに難があることが多いのです。

今年で3回目となる阿佐ヶ谷パールセンター七夕祭りの占いイベント。

きっかけは、駅の北側のスターロード商店街の酒場のママから、お祭りで点心の屋台を出すので、隣で占いをやってくれないかと頼まれたこと。

1日だけのイベントで、ワンコイン500円でやってみたところ、行列ができるほどの大盛況。いただいた鑑定料金はすべてその日の打ち上げで常連客と一緒に飲みきりました。お金よりもっと大切な経験が得られたので、お金はさっさと使い切ったほうがいいのです。

この経験をパールセンターの美容室で話したところ、「七夕祭りでうちでもやってくれないか」と頼まれたのです。
タロットバー・アーサのマユー先生にも協力していただき、手さぐり状態で始めたイベントも、今年で3年目。

5日間の長丁場を一人で仕切るのは大変なので、今年は、日下ゆに先生にネタを回しました。イベント運営はお手の物の日下先生は、中野トナカイのお仲間にも声をかけてくださり、連日占い師4〜5人体制の本格的なものに発展しました。

まさに、ネタを回し回され、どんどん育っていったのです。

「ネタは回してもらいたいけれど、自分から回すネタはない」という人に対して、カジケンはこんなメッセージを送っています。

要は誰にだって絶対に何かしら出来ることはあるはずなんですよね。相手が何をしたい人なのかをきちんと理解しようと努め、人付き合いに必要な最低限の礼儀さえわきまえていれば。

ってことで、いっちょネタ回しますか!

チャンスという回転寿司でのマナー。

「自分は客だから」とネタを受け取るのは当然という態度を取ってはいけない。
今回の占いイベントでは、店の飾り付け、鑑定用テーブルの手配と運搬、告知チラシのデザインと印刷など、日下ゆに先生、マユー先生、天海玉紀先生が動いてくださいました。
用意された椅子にお客さんのように座るだけの人は、徐々にネタを回してもらえなくなります。

飲み会やイベント、旅行などの企画でも、店や宿泊場所の選定、予約などは人任せで、当然のような顔をして参加する人、出欠の返事をなかなかしない人は、あれこれ骨を折ってくれた人への想像力が欠けています。

「私がネタを回してあげたから」と恩着せがましい態度を取ってはいけない。
ネタはおいしく食べてくれる人のところに回されるからこそ、活きるのです。それだけで十分、報われたと考えましょう。

人間は自分がやってもらったことは過小評価し、やってあげたことを過大評価しがちです。「あいつが成功したのはオレのおかげ」と酒場で延々とクダ巻くようなかっこ悪いことは絶対にやめましょう。