翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

selectiveな人間関係

このところカウチサーフィン(CS)を通じた出会いに恵まれ、人間関係について考えさせられます。

CSの最もいいところは、会いたい人だけに会えること。そうじゃない人は、良心の呵責なくどんどん断れます。

CS歴の長い人の話によれば、最近のCSはすっかり劣化したとのこと。
「かつては文化交流という目的意識がしっかり根付いていたのに、参加者が増えるにつれて、無料宿泊所探しサイト化した」という嘆きをリアルで耳にするだけでなく、CS内の掲示板にも書き込まれています。

私にとってのCSの目的は、フィンランド人と知り合うため。できれば一過性ではなく、長くつきあえる人を求めています。
「この人と会っても、話が弾まないだろう」と予測される人は、「フィンランド語を教えてあげる」と言ってもらっても、お断りしています。

そして、ホストすると決めた人とは、メールの交換を重ねて、実際に会う前にお互いを理解するようにしています。東京で行きたい場所、体験したいこと、食べ物や飲み物の好みもあらかじめ聞いておきます。

CSの掲示板で見つけた「ゲストを受け入れる場合は、常にselectiveであれ」というアドバイスが私の指針です。
「選択力がある」「選択が慎重な」「えり好みをする」という意味ですが、私の人間関係は昔からselectiveでした。
誰とでも仲良くするのがあまり得意でなく、気の合う少数の人とだけ深くつきあいたいのです。

だから友達の数は多くありません。
数少ない友達の一人が、占い学校で知り合い、今は風水師となった優春翠。学校に通っていた時代は、毎週のように顔を合わせていましたが、卒業後も定期的に会っています。しばらく会わないと話すことが山のようにあるので、会うのはだいたい泊りがけ。先日も彼女の埼玉の自宅に一泊させてもらいました。

共通の知人の話題になったとき、私は「あの人とは、距離を置こうと思う」というと、優春翠は「でも、普通につきあうには別に悪い人じゃないよ」といいます。
外資系企業の営業ウーマンだった優春翠は、人間関係の守備範囲が広く、たいていの人なら如才なくつきあうことができます。
でも、私には無理。人間関係は常にselectiveでありたい。
普通につきあう(義理のおつきあい)ぐらいなら、一人で本を読んでいたほうがいいのです。フリーランスとして、組織から離れて働くことにしたのは、自分にとって最適な生き方を選んだ結果です。

こうした性質を踏まえて、SNSの活用ルールも決めています。
フェイスブック経由でメール交換する人がいるので、アカウントを持っていますが、近況は書き込まず、誰に対しても「いいね!」ボタンは押しません。本当に「いいね!」と思うなら、直接、伝えたいのです。
SNSを活用して、新しい友達をたくさん作りたいという人もいるでしょうが、気の合わない人と友達になっても意味がないと思います。人それぞれ、人間関係のスタイルが異なるのですから、「友達の友達は、友達」は成り立ちません。

一方、CSのプロフィールはしっかりと書き込み、リクエストを吟味し、疑問点がある場合は、何度かメールのやりとりをしてからホストするかどうかを決めます。
だから「見ず知らずの外国人」を家に泊めるようなリスキーなことをしているわけではありません。