九星気学を学ぶ前は、吉方取りに否定的でした。
どこかの方位に行ったからといって、運気が上がるようなことがあるのか。
そんなエネルギーがあるなら、自分磨きをするとか、資格取得のために勉強するほうが恋愛運や金運は上がるのではないか。
占いによって、自分の強みや弱点を知ることは意味があるけれど、吉方に行くことで開運するのだろうか。
そんなふうに考えていたのですが、今では暦をチェックして、次はどの吉方に行こうかと計画するのが楽しみです。
私が学んだ九星気学では、九星の吉凶だけでなく十二支の配置を重視します。
たとえば、今年は辰年ですから、申の月(8月)には子の方位(北)、子の月(12月)には申の方位(南西)に行くと申子辰(さるねたつ)の三合(さんごう)が成立します。
そこで、この8月に東京から見て北に位置する日光へ出かけて一泊してきました。
その効果は一週間後に現れ、書籍の執筆依頼が舞い込みました。
原稿書きは、一般に寅午戌の三合火局の象意とされていますが、申子辰は水局です。
しかし、これはまさに三合水局の効果だと実感したのは、翡翠輝子の名前を出すのではなく、著者の語りおろし、世間でいうゴーストライターの仕事だっったからです。水局には、「夜の闇」とか「隠れる」といった象意があります。
興味のあるテーマだったし、進行もスムーズでとても楽しく仕事ができました。
吉方の効力が続き、売れ行きも好調ならいいのですけど。
吉方取りをするなら、方位の意味をしっかり意識しておくこと。
偶然、吉方に行っても効果があると言われていますが、やはり「こういう幸運がある」と意識したほうが引き寄せ力は上がります。
肯定的な断言をすることを、アファーメーションといいます。
「こうしたい」ではなく「こうなっている」と断言することで、潜在意識にインプットされ実現する可能性が高くなります。
断言するだけでそんな効果があるのなら、「吉方に行く」という行動が伴えば、さらに効果は高まるはずです。
申子辰の三合を再び取れるチャンスが12月に巡ってきます。
辰年の子の月(12月)は、申の方位へ。
私は湯河原の温泉で一泊してきます。
坎宮には、和合という意味もあるので、人間関係を円満にする効果もあります。年下、部下との関係も良好にしますから、人の上に立つ方やお子さんのいらっしゃる方にもいい方位です。
そういえば、10月に17歳年下の女性と意気投合して親しい友人となったのも、申子辰の効果かもしれません。
このところ、12月に入籍する人に立て続けに会いました。
「年末なので新婚旅行はいずれ落ち着いて」ということでしたが、入籍記念に箱根あたりの温泉に行くことをお勧めしました。
「12月に二人で西南に行くと、もっと仲良くなるから」とアドバイスすると、本当にうれしそうな表情になりました。
きっと仲睦まじい夫婦になることでしょう。