翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

最強の開運術

占いの原稿書きで、ラッキーカラーやラッキーグッズを付け加えることがよくあります。
東洋占術はあらゆるものが陰陽五行で表現されるので、干支暦や九星盤をチェックすれば、その時期に幸運をもたらす色やアイテムが導き出されるのです。

木火土金水の五行のバランスが取れた状態が理想ですが、ほとんどの人は偏りがあります。
なかには、生まれたときの命式で五行の強さがすべて同じという人がいるかもしれませんが、大運、流年、流月でバランスは崩れてきます。

そこで、自分にとって足りない五行を補うことが開運につながります。
火行が足りなければ、赤い色を身につけたり、苦味のある食材を摂ればいいのです。

でも、開運術として最も効果があるのは、人づきあいです。
自分にとってのラッキーパーソンは、ラッキーカラーとは比べ物にならないほど強力なお守りとなり、開運へと導かれます。
最も効果が強いのは配偶者で、四柱推命では開運させてくれる結婚相手を選ぶことを借妻安子(しゃくさいあんし)の法と呼びます。

配偶者以外にも、仕事仲間や友人もできれば、開運につながる相手を選びたいもの。
ただし、「この人といると得しそう」という打算で近づいてもうまくいきません。
一緒にいて心地よかったり気持ちが前向きになる人こそ、あなたに幸運をもたらしてくれます。

「じゃあ、そういう相手を見つけるために、人脈を広げなくては」と考えるのも、正しくありません。

そのあたりのことは、ちきりん女史の「ゆるく考えよう」(イースト・プレス刊)にも書かれています。

 人脈やネットワークとは「結果としてついてくるもの」であって、それをつくるためにわざわざ努力するようなものではありません。そんな時間があったら自分が好きなことに集中し、その分野で「すごく魅力的」といわれる人を目指したほうが、将来、きっと役に立つでしょう。

私のラッキーパーソンの一人は、占い学校の四柱推命講座で出会いました。
たまたまエレベーターの前で声をかけたのが彼女だったのです。

彼女は現在、鑑定予約2ヶ月待ちの超人気占い師・優春翠となりました。
翡翠輝子と共通の「翠」という漢字を使っているので、きょうだい弟子だと思われることもありますが、まったくの偶然です。これも縁の深さを感じさせます。
彼女は「私が占い師になれたのは、あなたのおかげ」と、うれしいことを言ってくれます。
私のほうも、占いという専門分野を持つことで出版不況の中でもライターを続け、対面鑑定にもチャレンジできたのは彼女のおかげです。
そして何より、二人で会うと時間を忘れるぐらい楽しい。彼女の家に泊まりに行き、話が止まらず、気がつくと夜中の3時や4時ということもよくあります。

占い学校へ行ったのは友達つくりのためではありません。
でも、あの当時、真剣に東洋占術を学ぼうとした姿勢が、私たち二人を結びつけたのだと思います。

私の知り合いから聞いた話です。
「婚活をしているお嬢さんがいて、お見合いパーティーや結婚相談所を利用したけれど、うまくいかない。
出会いを求めて乗馬も始めたけど、それでもダメだった」

なぜうまくいかなかったか。
それは、このお嬢さんが馬に乗ることを別に好きじゃなかったからです。
乗馬はお金がかかるから、所得の高い男性が多いだろうという下心があって始めたのです。おそらく、乗馬をやっていても、楽しいふりをしているだけで心からの笑顔はなかったのでしょう。
それでは、男性は彼女のことを魅力的だと思わないでしょう。

婚活や人脈の構築のためだけに、何かを始めるのは無駄です。
それよりも、自分が本当に夢中になれることを探しましょう。