翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

占いを活用して選択肢の数を絞る

8月4日の朝日新聞の土曜版b1に、コロンビア大ビジネススクールシーナ・アイエンガー教授が登場していました。

2010年に日本でも出版された「選択の科学」(文藝春秋)は名著ですし、昨年はNHKで「コロンビア白熱教室」も放映されました。
テーマは社会心理学ですが、運勢や開運についても深い示唆に満ちていて、このダイアリーでも取り上げました。
●占い師必見講座「選択の科学」
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20111204/1322959417
●マシュマロ実験
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20111228

朝日新聞のインタビューで新たに知ったこと。
アイエンガー教授は、厳格なシーク教徒の家庭に生まれ、アメリカの公立学校で教育を受けました。そして、子ども時代に視力を失ったことも、彼女の進路を大きく左右しました。

病気によって、可能性の幅が広がった面もあります。インド出身の女性であれば、「いい結婚をする」ということが人生で最優先の課題となりますが、私は目が見えなかったことで、その道は求められませんでした。最良の教育を受け、自立できるキャリアを得るということが当然とされ、結果的には親戚の女性の中で最初に大学へ進学しました。

失明という大きな危機をこんなふうにポジティブにとらえるアイエンガー教授の度量の大きさに感心します。
もし彼女が失明しなかったら、お見合い結婚をしたはずですが、大学で知り合った男性と恋愛結婚しています。宗教が違うために互いの家族は反対したそうですが、「愛は選択ではなく、運命の問題」と語っています。

記事を読んで改めて確認したこと。
選択肢の数が多すぎると、決められない。少なすぎる、あるいは選択できないと、不幸を感じます。
アイエンガー教授を一躍有名にした「ジャム実験」では、スーパーに24種類のジャムを並べるより、6種類のほうが売上は多くなりました。
かといって、1種類のジャムしか買えないとなると、ちっとも楽しくないでしょう。

私が連想したのは、今月(申月)の吉方旅行です。
辰年の申月ですから、三合方位で北に行き、申子辰(さるねたつ)の三合を取りたいところ。年と月と方位で三合となるのは、1年のうち2ヶ月だけですから、どうしても今月は北へ行きたいと計画を立てました。

この場合、時期と方位は選択できませんが、北であればどこでもいいので、以前から行きたかった日光に行くことにしました。
一緒に行くのは風水師の友人。お互い、高齢の親を遠方(島根、神戸)に抱え、実家と行ったり来たりしています。単に「旅行に行きたいね」という話なら、ずるずると先延ばしして実現しないかもしれませんが、暦によって出発日の候補が絞り込まれるので、選択は容易です。こんな調子で、彼女とは戸隠にも吉方取りに出かけました。

占いによって、選択を1種類だけに絞るのは少々危険なこともあります。でも、選択の幅を狭めるには、占いはとても有効なツールです。