翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

引き寄せの天才、ボブ・ディラン

「ル・アーブルの靴みがき」ほどドラマチックではなくても、小さな奇跡なら誰の人生にもあるはずです。誰かと出会うことも、奇跡です。

今月、新しい仕事が動き出しました。
最初の連絡をいただいたのは3月です。
初対面の打ち合わせで担当者のAさんに、「どこで翡翠輝子のことをお知りになったのですか?」と聞くと、ある雑誌の名前を告げられました。しかし、私はその雑誌に原稿を書いたこともなければ、取材を受けたこともありません。

その後、「当初の予定からずれる」という連絡をいただき、このまま消滅するかもしれないと思いました。始まりがとても不思議なきっかけだったから、リアルに考えられなかったのです。

すると同じ会社の新しい担当者・Bさんから連絡をいただき、今度は一気に話がまとまりました。
先週、Bさんが中華街のお店まで鑑定風景を撮影するために来てくださいました。同じ会社のCさんも同行。
撮影後の雑談でわかったのですが、最初に連絡してくれたAさんに雑誌を貸したのが、Cさんだったそうです。

どういうからくりなのかわかりませんが、出会うべくして出会うために、私の知らないところで雑誌が動き、Cさんが入手し、Aさんに渡し、Bさんと私が仕事をすることになった。天が描いたシナリオがあり、それぞれが役割を演じたということでしょうか。

ボブ・ディランは曲作りだけでなく、出会いを引き寄せることにも天才的な能力を持っています。

たとえば、アル・クーパー
ディランの代表曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」は印象的なオルガンのイントロで始まります。この演奏をしているのがアル・クーパーです。
彼はこのとき初めてオルガンを弾いたのです。もともとギタリストで、ディランのレコーディング・セッションに参加したものの、自分より上手なギタリストがいて、しかたなくオルガンを弾いていました。

プロデューサーは「クーパーは本職のオルガン弾きではない」と苦言を呈したのですが、ディランはそのままクーパーのオルガン演奏を採用。ロック史上最も偉大とされる名曲がこうして誕生したのです。

そして、バイオリン奏者のスカーレット・リヴェラに至っては、嘘のような本当の話が伝えられています。

イースト・ビレッジの通りを歩いていたリヴェラにディランが声をかけ、そのままバンドメンバーにしたのです。ディランは、制作中の曲のために、バイオリンのパートが必要だと考えていたのでしょう。そして、バイオリンケースを抱えて歩いているリヴェラを目にして、「天が使わしたバイオリニストだ」と直感。そのまま自分のスタジオに連れて行き、制作中の「ワン・モア・カップ・オブ・コーヒー」を聞かせました。リヴェラが曲にかぶせてバイオリンを弾くと、ディランはにっこり笑って、それですべてが決まったのです。

候補者を集めて、オーディションで選ぶなどという面倒なプロセスは、引き寄せの天才・ディランにとって一切必要なかったのです。

運がいいか悪いかは、誰と出会うかによって決まります。
四柱推命では木火土金水の五行を基本に見ていきますが、巡り来る大運や流年の五行よりも、どんな五行を持つ人と出会うかが大きな作用を及ぼします。
だから、運を上げたいのなら、人間関係の風通しをよくして、出会いに敏感になることです。


ボブ・ディランが無名時代にライブを行っていたグリニッジ・ビレッジのCAFE・WHA?