翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

掃除のモチベーションを上げる

アラン・コーエンなどの自己啓発本を読んでいると、究極の教えは、自分のバイブレーション(波動)を上げろということ。

人を変えることはできません。
心が離れかけている恋人を無理やり引きとめようとしても無駄です。できることは、ただひとつ、自分の状態を整えることだけです。

同じバイブレーションのものは自然に引き寄せられます。「自分は大した人間じゃないけれど、すばらしい恋人に愛されたい」という願いには無理があるとアランは言います。
自分は恋人に与えるものが何もないのに、恋人からは愛を与えてもらいたいなんて虫が良すぎる願いだからです。

じゃあ、バイブレーションを高めるためには具体的に何をすればいいのでしょうか。
目標を立て、意欲的に働き、誰に対しても優しくする。嫌なことがあっても、広い心で受け止め、くよくよしない。
書くのは簡単ですが、現実の生活は理想通りにはいきません。

そんなとき、私は片付けを始めます。部屋全体は無理なので、引き出しや冷蔵庫の中、クローゼットの棚一つなど細分化して、とにかく限定したスペースを整理します。

乱雑な部屋は、エントロピーが増大した状態。
自然界では、エントロピーは常に増えていきます。いったん整理された部屋も、生活しているうちに乱れてきて、意識的に片付けなければ、自然にきれいになることはありません。

だから、片付けなくてはいけない場所は常にあります。

なぜこれがバイブレーションの話と関係するかというと、精神レベルの高い人は決して汚部屋に暮らしていないだろうから。ゴミ溜めのような部屋に暮らしているうちに、気持ちも歪み、ますますだらしなくなっていきます。

掃除関係のネット掲示板でよく見かける書き込み。

死のうと思って、身辺整理を計画した。
1.生活をだんだん縮小して
2.最後に業者を呼んで大物を処分して
3.部屋も引き払って
4.ひっそり逝く

片付け終わるまでは健康でいなければならないので、健康に気を遣ってしまった。
どうせなら多少は綺麗な姿で死にたいので、身だしなみにもかなり気を遣ってしまった。

死ぬことが前提だったから、すごく穏やかな気持ちで、いつも笑ってた。
欲も全然なかったし、人間関係もためらいなく整理できた。

そしたらモリモリ運が良くなってしまって、現在に至る…

創作かもしれませんが、妙な説得力があります。
死のうと思った人が立ち直ったぐらいだから、少々の落ち込みなら十分効果がありそうです。

禁じ手ですが、アルコールでも飲まないとやっていけないときは、酔った勢いでゴミ袋を取り出し、不要品をどんどん放り込んでいきます。思い切りよく捨てられるし、「面倒くさい」という気持ちがなくなって、手当たり次第に拭き掃除に取りかかったり、くしゃくしゃに突っ込んでいる服にアイロンをかけたりします。

翌朝はひどい頭痛で目覚めることになるので、バイブレーションが上がっているとはとても言えないのですが、酔いつぶれて何もせずに寝るよりはましだと思っています。