翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

「開運帖」表紙を風水調整

イースト・プレスの「恋運暦」がリニューアルされて新装刊となった「開運帖」。

「持っているだけで運がよくなる雑誌にしたい」との編集長の要望を受け、表紙の監修を担当しています。

リニューアル1号は表紙を九星気学の盤に見立てて、開運をもたらす色やデザインを使っています。
この手法は風水の黒門先生の開運法にヒントを得たものです。

風水というと、住まい全体や土地の開運法のイメージがありますが、限定されたスペースを一つの宇宙に見立てて、調和を図ることもできるのです。黒門先生は業種別に名刺を開運デザインする手法も紹介しています。

たとえば、日本庭園の枯山水枯山水とは水のない庭のことですが、石や砂だけで見事な小宇宙を作り出します。
四柱推命でも、10年ごとの大運も同じような考え方です。生まれた月を元に、1ヶ月を実人生に相当すると考え、生涯にわたる五行の流れを出していきます。

私たち人間は宇宙の全体像をつかむには、あまりにも小さな存在だけど、限られたものに宇宙を見ることができるのです。

イギリスの詩人ウイリアム・ブレイクの「無垢の予兆」。

To see the World in a grain of sand
And a heaven in a wild flower
Hold infinity in the palm of your hand
And eternity in an hour

一粒の砂に世界を
一輪の野の花に天界を見る
てのひらに無限をおさめ
一刻に永遠をつかむ

周易筮竹を使って占うとき、50本の中からまず1本を天に向けて立てるのは、太極を象り、易神を宿らせるためです。
太極とは、万物の根源であり、ここから陰陽が生じるとされています。

「易占の道具は何を使おうと、鑑定結果には関係ない」と教わったこともあります。
易の達人なら、サイコロをぱらりと振るだけで名占となるでしょう。
天道春樹先生は道具さえも使わず、その場にいた人に数字を3つ言わせて易を立てたりもします。

そこまでの境地に達していない私は、天に対する畏敬の念を現す意味もあり、筮竹を立てて机の上に太極を作ります。そこが、私の宇宙の中心となるのです。