翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

天中殺(大殺界)を知り、運気の波に乗る

イースト・プレスから「開運帖(かいうんちょう)」が創刊されました。

創刊14年を迎えた占い専門雑誌「恋運暦」。恋愛に限定せず、占いの世界を広げようと 「Koiunreki」となり、この4月から「開運帖」として新装刊リニューアルし ました。
昨年は「MISTY」が休刊となり、占い業界に激震が走りましたが、「開運帖」は新しい読者層も開拓して愛読される雑誌になってもらいたいものです。

私は「天中殺で一発逆転」14ページを担当しています。
天中殺は、別名「空亡」「大殺界」。漢字のイメージから、この期間は新しいことを始めてはいけないと恐れている人が多いのですが、社会生活を送っている以上、天中殺だから何もしないでいるわけにはいきません。

天中殺がこれほど恐れられるようになったのは、細木数子六星占術(大殺界)の影響が大きいでしょう。
細木数子に占いの資料を貸して、そのままになってしまったという占い師を取材したことがあります。 「今の私は細木とは無関係」と割り切った上で、「天中殺を世に広めたのは、細木に独特のセンスがあったから」とおっしゃっていたのが印象的でした。

六星占術では、天中殺のタイプを水星や金星など6つの運命星に言い換えています。これは十二支の五行を知れば、簡単に覚えられます。
木火土金水の五行と十二支の対応は以下の通り。
木行→寅、卯
火行→巳、午
土行→丑、辰、未、戌
金行→申、酉
水行→亥、子

まず、寅卯天中殺は木星人、申酉天中殺は金星人とストレートに結びつきます。
午は「正午」の「午」であり、最も火行が強い十二支ですから、午未天中殺は、火星人。一方、午の対極にある子は最も水行が強いので子丑天中殺は水星人となります。
そして残った戌亥天中殺が土星人、辰巳天中殺が天王星人となります。戌亥が北西で季節は秋の終わりから冬ですから、どことなく暗い土星のイメージがあります。一方、辰巳は南東で初夏ですから明るいイメージの天王星にしたのでしょう。
なお、天中殺は2年ですが、大殺界は前年の1年を加えて3年間を注意期とします。

それぞれの星にプラス・マイナスがあるのは、陽の十二支(子、寅、辰、午、申、戌)年生まれをプラス、陰の十二支(丑、卯、巳、未、酉、亥)年生まれをマイナスとしたからです。
そして、自分の大殺界の年に生まれた人(子丑天中殺で子年生まれなど)は、霊合星人となります。六星占術では大殺界は新しいことを始めてはいけない年なのに、よりによってその年に人生をスタートさせた人ですから、特別扱いになるのです。

天中殺は普段とは異質の時間が流れる時期です。
どんなに運のいい人でも、コンスタントに幸運に恵まれるわけではなく、運気のアップダウンがあります。占いを使って変化のタイミングをあらかじめ知っておけば、運気の波に上手に乗ることができます。