翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

あきらめるタイミング

最近、マンガ雑誌『モーニング』(講談社)編集長の島田英二郎氏のツイートが大きな反響を巻き起こしました。

およそ「あきらめなければ夢は必ずかなう」ほど悪質な言説はないと思う。こういうコトバが幅をきかすと夢を途中であきらめる若者は「夢がかなわなかったのは私が途中であきらめたからだ」という自責の念をしょいこまなければならなくなる。

執念は大事だが、夢がかなうか否かはやはり才能の問題。すごい才能がいるわけじゃなくて、ほんのちょっと才能があればあとは確かに「あきらめないこと」とかそのあたりが大事になってくるんだろうけど、その「ほんのちょっとの才能」の有無は決定的な差です。

夢をかなえるのに大切なのは「自分がどんなことに向いてるか」、少なくとも「どんなことには向いてない(才能がない)か」を悟るカンです。どんなに好きでも向いてないことは向いてない。

いい大人が「あきらめなければ夢は必ずかなう」なんて言わないでほしい。そんなことあるわけねえだろ。じゃあ、オリンピック出れなかった奴らはみんな途中であきらめたからかよ!? あきらめたそいつの根性のせいかよ!? 子供は真に受けるんだからヘンなこと言うのやめなさい。


周りにどう言われようと自分の才能を信じることも大事。そう思える人はあきらめずにがんばってください。でもそう思い続けるのが困難になったとき、別の道をさがすのはちっとも悪くない。というか、さがしなさい。自分の人生なんだから。

島田編集長は、おそらくマンガ家を目指しながら挫折した多くの人を目にしたのでしょう。
早い時期であきらめて、別の道を選べば成功したかもしれないのに、ある程度年齢を重ねてしまうと、職に就くのも大変です。

もちろん、田中慎弥氏のように、一度も働いたことなく小説を書き続け、39歳で芥川賞を受賞する人もいます。
でも、作家や漫画家、あるいは役者、歌手、プロスポーツ選手などの夢をある時点であきらめた人のほうが圧倒的多数でしょう。

職業選択だけでなく、恋愛も続けるか、あきらめるか迷うことが多い問題です。
「彼とは最近、うまくいっていない。でも、ここで別れたらもう結婚できないかもしれない」という恐れ。
あるいは「別れた彼と復活できるかもしれない」と未練を持ち続けている人など。

このまま続けるべきか、あきらめるべきか。
迷ったときは、占いを参考にするのも一つの方法です。

占い師が100%正しいわけではありませんが、自分だけで考えていれば堂々巡りになってしまいます。そこに占いという別の視点を持ち込むことで、結論を出すきっかけが得られるかもしれません。
たとえば四柱推命なら10年ごとの大運や12年のうち2年間巡ってくる空亡など運気の切り替わりは生き方を変えるタイミングです。
恋愛なら、相性を見てどのような関係を分析することもできます。

占い師の発言で、「やっぱりそうか」と納得したり、反対に「そんなわけない」と反発することもあるでしょう。そうした心の動きを観察することは、正解を見つけるきっかけになります。