プロ野球日本シリーズが開幕しましたが、中日とソフトバンク以外のファンは早々に来季の構想に取りかかっています。
阪神のタイガースの新監督に就任するのは和田豊監督。
暗黒時代を知るファンにとっては、万感の思いが胸をよぎります。
千葉出身松戸市出身ながら、タテジマ一筋27年。入団した年に優勝は経験したものの、その後、チームは低迷を続けました。
引退後はコーチに就任。誠実な人柄で監督就任を要請されました。
私が心惹かれるのは、野球スタイルだけでなく、和田監督の文才。
たとえば、2008年のシーズンを振り返ってのお言葉。
トータルで言えば「紙一重」のシーズンだったかもしれませんが、その紙一枚の分厚さを痛感したシーズンでした。そして改めて試合(シーズン)の『流れ』を引き寄せる(読む)大切さ、一球(ワンプレー)の怖さを思い知らされたシーズンでもありました。
この年、タイガースはシーズン序盤から首位を独走。7月には、優勝マジックを点灯させました。
ところが、シーズンが終わってみれば、猛烈な追い上げを見せた巨人に優勝をさらわれました。13ゲーム差を逆転されての2位転落はセ・リーグワースト記録です。
「紙一重」によって、優勝と2位では天国と地獄です。
和田監督は「紙一重の分厚さを痛感」と表現していますが、芥川龍之介の箴言集「侏儒の言葉」にも、こんな一説があります。
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天才とは僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ。
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風水の直居由美里先生も、「99%は努力で決まる。風水の開運効果は残りの1%」とおっしゃいます。
「1%しか効果がないのなら、意味がない」と考えるのは早計です。
まったく勉強していない高校生が東大に合格したいから、占いの力でなんとかしてくれと頼んできても、それは無理です。
必死に受験勉強して、偏差値が当落ラインぎりぎりという高校生なら、開運術を試してみる価値は十分にあります。