翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

形のないものにこそ、お金を使う

10月から九星気学の新講座に通い始め、11月からの手相講座も始まりました。

昔からのつきあいの占い雑誌の編集者からは、「いつまで学校に通い続けるのか」とからかわれます。
すでに占い師として鑑定料金をいただいている立場なのですが、学びの道は終わりません。むしろ、お客様からお金をいただくからこそ、学び続けなくてはいけないと思います。

占術理論を学ぶなら、本から学ぶことも可能でしょう。
でも、直接、師の教えを聞き、必要なら質問もできる環境に身を置くのは、とても濃い体験になります。

最初に周易を習った先生は、とても厳しく、講座全体をしっかりとコントロールしていました。
すでに習ったことなどを質問すると、冷たい視線で一言「ノートを見てください」。
アトランダムに生徒を指名するので、いつ当てられるかびくびくしながら出席していました。もちろん復習も欠かせません。ぴりぴりした緊張感のなかで、頭をフル回転させるので、講座が終わるといつもぐったりしていました。

この先生だったからこそ、「乾兌離震巽坎艮坤」さえおぼつかなかった私が講座終了後には、なんとか易を立てることができるようになりました。

そして、プロの占い師となった現在では、お客様からどんな占的を投げかけられても、筮竹を手にすると不思議に心が落ち着き「大丈夫、私に解釈できる形で卦がもたらされる」と確信できます。

周易は別の先生の下でも一から学び直しました。
占いには流派もたくさんあり、易は卦のどこに着目するか、占い師によって千差万別です。異なるスタイルの講座を受けることで、取捨選択しながら、私に合った占い方が徐々にできあがってきました。

占い師は、鑑定という形のないものを提供してお金をいただく商売です。
その占い師が、講座料をケチってはいけません。
広義には、占術講座だけでなく、映画や観劇、旅行なども、視野を広げ表現力を増やすためのものです。
これからも、形のないものへの出費は惜しまないようにしたいと考えています。