翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

外国語としての日本語

「何を学ぶか」より、「どう学ぶか」

子どもの頃、学校に行くのが嫌でたまらなかった私が外国人相手とはいえ、教師になってしまいました。 教育現場にも改革の波が押し寄せ、私が受けたような教師が一方的に知識を伝授するスタイルは時代遅れとなりつつあるようです。 ここ数年もてはやされてい…

どの仕事も無理ゲー

好きで始めた日本語教師の仕事。 本業がライターということで、選択科目の作文クラスを教えることになりました。 学生のレベルはさまざま。ひらがなを練習している初心者から、母国の大学の日本語学科で源氏物語を専攻している学生までいます。 始めたばかり…

教室は不思議のダンジョン

日本語学校のある日の作文クラス。 20代のカナダ人学生。社会人で、長期休暇で来日したとのこと。 「ゲームが好き」というので「日本のゲームの『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』を知っていますか」と聞いてみました。 彼はにっこり笑ってこ…

水曜日はサウナで「ととのう」

ぬるめの温泉が好き。日本で一番気に入っている温泉は島根県の小屋原温泉です。 bob0524.hatenablog.com ぬるいお湯につかって、皮膚とお湯の境界線がわからないくらい長湯します。 サウナはあまり好みじゃありませんでしたが、phaさんのサウナ体験を読んで…

結界を張る

家のない状態から、今や熱海と菊名の家でさまざまな人を受け入れる坂爪圭吾さん。 私が坂爪さんのブログを読むようになったのは、カウチサーフィンを始めたころです。初対面の外国人旅行者を家に泊めるというと、たいていの人から「そんな危険なこと!」とび…

東京オタクハウスの野望

甘夏弦さんの「カルミックインプリントモニターセッション」を受けてみました。 ameblo.jp 占いは私にとって大切な商売道具。四半世紀近く、女性誌を中心に原稿書きをしてきましたが、占いという専門ジャンルを持ったことで出版不況の中でも仕事を続けられて…

エイト・ミリオン・ゴッズ

我が家に滞在中のオランダ人学生、クラウス君。 ホームステイを打診されたのが10日ほど前。短期留学生が殺到する超繁忙期だったこともあり、事前のメール交換もなく、来日当日にいきなりの対面となりました。 どうせまた日本のアニメやゲーム好きのオタクだ…

オランダ人留学生を受け入れる

カウチサーフィンのサイトを通して日本語学校のホストファミリーを依頼された縁で、その学校で教えることになりました。 bob0524.hatenablog.com 教え始めるようになってからも、フィンランド人学生のホームステイを受け入れています。東京の家は狭いし、日…

二人のAnne

子どものときに夢中になって読んだのが『赤毛のアン』と『アンネの日記』。昔から外国かぶれでした。 『赤毛のアン』のアンはAnnじゃなくて、Anne。同じ発音でも、綴りが違うと受ける印象も変わってくるので、「eのついた綴りのアンで呼んでください」とマリ…

「金持ちけんかせず」を学生から学ぶ

副業の日本語教師の仕事では、失敗ばかりしてきました。 いくつになっても失敗から学ぶことで成長できるはずなのですが、次々と新たな失敗をしています。 先日、はげしく自責の念に駆られたのがアニメミュージアムの件。 アニメ好きの学生二人に「荻窪にアニ…

リスクがゼロの人生なんてない

フィンランドから短期留学にやってきたトーマス君が無事帰国しました。 ホストファミリーとして3週間預かったわけですが、帰国の日は寂しさとともに大きな安堵を感じます。 ホストファミリーによっては、門限を決めているところもあるそうですが、私は鍵を…

AI時代に働き続けるためには

50代半ばを過ぎて、職業生活のゴールが見えてきたはずなんですが、「一億総活躍社会」の掛け声により60代だけでなく70代になっても働かなくてはいけないのかもしれません。「ゆとりの老後」は、これからの日本では一部の特権階級だけに許される贅沢なのでし…

うまい棒とプッチンプリンでおもてなし

我が家に滞在中のフィンランド人のトーマス君。 毎日YouTubeで日本のテレビを見ていただけあって、妙に日本通です。「フィンランドのテレビなんて全然おもしろくない。日本のテレビは最高。コマーシャルもすごい」と力説します。テレビをあまり見ず、レニン…

選択の幅を広げて、起こったことを受け入れる

老後の海外滞在を目論んで、日本語教師の資格を取りました。語学も学校も大嫌いだったはずなのに。 「資格さえ取っておけば」と思っていたのに、現場で経験を積まなければ資格は何の役にも立たないことを知り、意を決して日本語学校の非常勤講師に。 長めの…

新たな王子様現る

先週からフィンランド人のトーマス君が3週間の予定で我が家にホームステイしています。 Tuomasというファーストネームは、英語のThomasのフィンランド語版で発音はトゥオマスだろうと思っていたのですから、のっけから「はじめまして、トーマスです」と流暢…

子離れの天地否、ホームステイの風天小蓄

夏瀬杏子さんと易の勉強を続けています。 基本的な易の仕組みを学んだら、あとは実践あるのみ。 今の時代、ネットでほとんどの情報が得られます。わざわざ対面で学ぶのなら、ググっても得られないことを伝えなければ。 杏子さんの占的は、お嬢さんとの今後の…

オタク第二世代

欧米からわざわざ日本に留学してくる学生のほとんどはオタクです。 日本語を勉強する動機は、アニメやまんが、ゲームにハマったから。彼らの野望は、字幕や吹替なしでアニメを見ること、原文でまんがを読むことです。 作文の定番テーマの一つが「どうして日…

生きる意味を探す旅

Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグのハーバード大学卒業式でのスピーチのテーマは「すべての人たちが人生に目的感を持てる世界を作ろう creating a world where everyone has a sense of purpose)」でした。 NASAの門番に「何をしているの?」と質問…

仙台で商売繁盛の秘訣を探る

仙台に到着後、まず向かったのが、クリスロード商店街。仙台四郎を祀る三瀧山不動院です。 仙台四郎は江戸時代末期から明治を生きた実在の人物です。 彼の立ち寄る店は繁盛し、「福の神だ」と呼ばれるようになりました。 彼には知的障害があり、気ままに歩き…

開運とは、はまり役を演じること PART2

語学の勉強というのは、基本的につまらないものです。世の中には「いや、語学ほどおもしろいものはない」という人もいるかもしれませんが、ある程度まで語彙や文法を覚えなければ、コミュニケーションはできません。よほど記憶力に恵まれた人でない限り、何…

「さあ、あなたの暮らしぶりを話して」

ミステリーの女王として名高いアガサ・クリスティーは二度の結婚をしています。 最初の結婚は夫に浮気されてさんざんな結果に終わりますが、二度目は14歳年下の考古学者と結ばれました。 お相手のマックス・マローワンが結婚を決意したエピソード、自分もか…

地獄があるから、天国がある

毎年4月に思い出すのは、「これから延々と学校に通わなくてはいけない」という絶望感です。私は学校が大嫌いでした。みんなと一緒に同じことをやるのが嫌い。つまらない教科書で勉強するより、好きな本を読んでいたい。 そんなひねくれた子供だった私が、外…

ブルーにこんがらがった一年間

ボブ・ディランの渋谷オーチャードホールのコンサートからちょうど一年。忘れもしないコンサートの夜。チケットはかなり前に予約したもので、当日はカウチサーフィンでスペイン人作家をホストしているし、翌日は日本語学校の授業という切羽詰まった夜でした…

聞き手、読み手がいて、物語が成立する

2週にわたって受講した天海玉紀先生のインナーチャイルドカード講座。満足感が大きいのは、自分の物語を語ると同時に、人の物語も聞けたからです。 聞き手や読み手のいない物語は、宙に浮いたままでどこにも行きません。 私がインナーチャイルドカードを自…

インナーチャイルドカードが告げる東京オリンピックまでの仕事運

2週にわたる天海玉紀先生のインナーチャイルドカード講座、昨夜が2回目でした。1枚1枚のカードから、どんな物語が飛び出すのか、心が躍る花冷えの夜でした。 講座の終わりに「現在(テーマ)、課題、未来」の3枚のカードを引きました。 問いは仕事運に…

忘却のミダス王

このところ、落ち着かない日々が続いています。 ライター業では2018年の運勢本の原稿が山場を迎え、週刊誌と月刊誌の締め切りが重なり、そんな時に限って日本語学校の代講を頼まれます。 自分のコマをこなすだけで精一杯なので代講は断りたいのですが、私の…

「物語欲」を満たす

「インナーチャイルドカード」を知ったのは、天海玉紀先生を通してです。タロットカードに似ているようでいて、決定的にちがうのは、カードを見て語るのは占い師ではなく、相談者であることです。人間には「物語欲」があります。単に生きるのではなく、そこ…

沈黙の受容

去年の春から日本語教師となり、ほぼ一年が過ぎようとしています。天道春樹先生に立てていただいた水雷屯の五爻にはげまされましたが、教師としてはまだまだ未熟です。最大の欠点は、学生に考える時間を十分与えず、答えを早く言い過ぎるところ。作文のクラ…

水雷屯の日本語教師

易64卦のなかで水雷屯(すいらいちゅん)・坎為水(かんいすい)・水山蹇(すいざんけん)・沢水困(たくすいこん)は『四難卦』と呼ばれています。 悩み苦しんでいるときに四難卦が出やすいのですが、易経は「変化の書」ですから、そのうち事態は打開されま…

沢に水なきは困なり

夏瀬杏子さんの易のレッスンをするようになり、自分の中でも易を学びたいという気持ちが再燃しています。そして、外国人に日本語を教えていると、こちらが教わることがたくさんあります。 教えることと学ぶことは表裏一体です。外国人に漢字を教えるときは、…