翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

自分の「好き」を追求した世界が熊本にあった

JALの「どこかにマイル」で行先が熊本に決まり、「東京するめクラブ」の旅行記 を再読しました。 東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫) 作者: 村上春樹,都築響一,吉本由美 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/05/09 メディア: 文庫 購入: 1人…

好きと嫌いの境界線はどこにある?

好きなことをするのが最高の開運術、とよく言われます。嫌いなことを強いられる人生は苦しいでしょう。 だけど、自分が何が好きで何が嫌いか、みんなはっきりわかっているのでしょうか。 私は、自分が何が好きなのか、いつも混乱しています。 好きと嫌いの境…

温泉ホッパーは黒川を目指す

秋が来て、どこかに行きたくなり、JALの「どこかにマイル」サイトへ。 福岡、熊本、宮崎、鹿児島の九州揃い踏みが出たので申し込みました。九州の温泉でのんびりしたかったので。この4つの候補地なら、どこになってもいい温泉がありそうです。 行き先は熊本…

未来の自分に期待しない

目標を立てては、挫折の繰り返し。 目標といっても大それたことではなく、「仕事の締め切り、日本語学校の授業準備はぎりぎりではなく、ゆとりをもって、早めに着手する」「明日からお酒をセーブする」みたいなことです。 目先のことで気持ちが揺れたり、忙…

王義之の結婚と『秋刀魚の味』

欲深いのはしかたがないけれど、あさましいことはしたくない。 bob0524.hatenablog.com 服やバッグ、靴と欲しい物がいっぱいでも、一番欲しいのは「幸せな結婚」という女性が大半のはず。「こんな結婚がしたい」と公言して自ら動き回ったほうがいいのか、流…

欲が深いから、あさましいことをしない

日本語学校で学生から「あさましいとは、どういうことですか?」と質問が出ました。 あさましい…あさましい… 学生のペンを手に取って、「このペン、かわいいですね。ほしいです。プレゼント、私にください。これがあさましい人です」と実演しました。 そして…

ブルドーザーで小屋をつぶす

我が家は夫婦で小さい3LDKに暮らしています。子供がいないので、それぞれ個室を持っており、玄関横の4畳半が私の仕事部屋でした。 フリーランスのライターとして、自宅で原稿を書くことが多かったので、机と本棚を置いています。 カウチサーフィン、ホ…

どうやってお金を回していくか

生きていくためにお金は絶対必要なのに、お金の話をするのは下品だという思い込みがありました。 村上世彰氏の新刊『いま君に伝えたいお金の話』の新聞広告にこうありました。 お金は血液と同じ。 どこかにとどまってしまうと不健康になる。 だからお金は稼…

人に頼みごとをしないという開運術

運は人を介してやってきます。誰とも会わず、人里離れた山中で自給自足の生活を送るなら、開運術を試す必要はありません。 東洋占術の基本は木火土金水の陰陽五行。四柱推命では、自分にとって吉となる五行、凶となる五行を知ることが開運の第一歩。陰陽五行…

人の運は見えるのに、自分の運は見えない

占い原稿を書くことが多く、いつも運について考えています。 いや、運について考えることが多いから、占い原稿を書くようになりました。 女性誌のライターと一口に言っても、それぞれ得意分野があります。コスメやファッションのライターは華やかな方が多く…

旅と日常生活

2泊3日で帯広へ行ってきました。 東京の夏があまりにも暑かったので北海道に行きたくなったからです。 JALの「どこかにマイル」で候補地を出してみたのですが、みんな考えることは同じなのか、北海道がまったく出現せず。「どこかにマイル」は売れ残った座…

教室で垣間見る人生

世の中には欲深い人とそうでない人がいるのではなく、欲の方向性が違うんじゃないでしょうか。 「すべての欲を捨てて出家した」と聞くと、世俗を超越した立派な人みたいですが、「悟りたい」という欲が人一倍強いだけでは? ミニマリストは物欲からは解放さ…

転がる石に居場所なんてない

昔、主婦向けの雑誌のライターをやっていた時も、「居場所」というのは定番のテーマでした。夫と子供がいても、居場所がないという読者の声が編集部に届いていました。 その居場所という言葉が、日本語学校の作文クラスで出てきました。 書いたのは、ポルト…

富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿

日本語学校の作文クラス。月曜日、スイス人のルカとスウェーデン人のマイケルはいつも疲れたようすでした。 それもそのはず、彼らは週末ごとに富士山に登っていたのです。 なんと合計3回。 どうして3回も富士山に? マイケルはまじめくさった顔で原稿用紙…

中高年は時間と心のゆとりを

老害クレーマーにならないように、自分のミスは潔く認め、お金を払うこと。 bob0524.hatenablog.com そう自戒したはずなのに、またまた新幹線でトラブル。 新幹線はEX予約を使っています。早割だと時間帯によっては東京と新大阪で3450円、新神戸で3700円の…

老害クレーマーになりたくない

月1回、介護帰省で東京と関西を往復しています。 行きはマイル獲得のためにJAL、帰りは時間が読める新幹線。JALは先得割引、新幹線はEX早割で交通費を節約しています。 去年の夏までは往復JALだったのですが、最終便が欠航というさんざんな目に…

自分では決めない、と決めた

「こんなおもしろい仕事があるなんて!」と楽しみつつ「苦しいからもうやめたい」と、ぐるぐる悩んでいる私。 出した結論は「自分では決めない」。 決められない背景には、どっちを選んでも後悔するのがわかっているからです。だったら、自分で決めなければ…

干からびてしまったロバ

3年前に副業として始めた日本語教師の仕事。 外国人好きだから、刺激的でおもしろい。わざわざ海外に行かなくても、日本好きの外国人が向こうからやって来てくれる。そして私の母語である日本語でコミュニケーションできる。 こんな最高の仕事があったなん…

働かなくても楽しく生きていける?

新聞なんて読むのは高齢者の習慣なんでしょうが、朝起きたらとりあえず活字を読みます。 この記事を読んで完全に目が覚めました。 www.asahi.com 2030年以降、大半の仕事が消えて古代ギリシャのような社会へ。 古代ギリシャでは、労働は奴隷がするものであり…

レニングラードからサンクトペテルブルクへ

8月の中旬を過ぎると私が教える日本語学校の学生たちは帰国ラッシュとなります。 北ヨーロッパは8月半ばから新学年が始まる学校が多いからです。 ピークの時期は2クラスで合計30人以上の学生に教えていました。これが1クラスになると、ぐっと楽になりま…

いつまでも幸せに暮らしました…なんてことはない

すぐれた小説は、読者にさまざまな考える種を与えます。 私にとってはアン・タイラーの小説。洋の東西は変わっても人間は本質的に同じなんじゃないかと考えさせられました。 『パッチワーク・プラネット』の主人公はボルチモアの名家に生まれたのに、親の期…

再読の楽しみ

アン・タイラーを読み始めたきっかけは、平安寿子のペンネームの由来だと知ったから。平安寿子がこんなにおもしろいんだから、アン・タイラーはもっとおもしろいだろうと思ったのです。 期待以上のおもしろさでした。一度読んでも数年たつとまた読みたくなり…

自分の船で漕ぎ出そう

旅に出ると、帰って来てから何度も旅の思い出を反芻します。 西日本豪雨の後の広島への旅は少し躊躇したのですが、結果的にはすばらしい体験となりました。 私の祖父はしまなみ海道の伊予大島出身。ルーツを訪ねていくと、村上水軍の末裔だとわかりました。 …

イッチ―・フィートの行きつく先

広島に行った最大の目的は、きのえ温泉ホテル清風館。海が見える温泉です。 私の祖父は、しまなみ海道の今治市大島の出身。ルーツを訪ねて行くと村上水軍の末裔だとわかりました。 bob0524.hatenablog.com 機会があれば、できるだけ瀬戸内海の海を見たい。 …

イッチー・フィートという病

7月の旅は「どこかにマイル」で広島へ。 私が勤めている日本語学校では短期留学生の来日のピークを迎えて大忙し。そんな時期にわざわざ旅に出なくてもいいのに、旅に出たいという思いを抑えることができません。 若いころヨーロッパを一人旅していて「イッ…

ミルウォーキーの客と昨夜のマディソンの客

カズオ・イシグロがボブ・ディランとザ・バンドのファンだと知って愛読するようになりました。 音楽をテーマにした短編集もあります。 夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫) 作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄 出版社/メ…

着物警察なんか気にしない

ドイツ人とスペイン人の女の子がキモノ姿で日本語学校の教室にやってきました。 着物じゃなくキモノとカタカナで書くしかありません。 連日の猛暑ですが教室の中はエアコンが効いて肌寒いくらい。そこで彼女たちは、Tシャツに短パンの上に、キモノをロング…

加齢を喜ぶ生き方

誰だって年を取りたくない。特に女性は。 私もそう思っていました。 でも、この3年間近く「早く時がたって早く年を取りたい」と熱望しました。 それは新しい仕事、日本語教師を始めたから。 「まったく教壇に立ったことのない素人が教師として慣れるまで3…

いつ引退すべきか問題

村上春樹の『遠い太鼓』にヴァンゲリスというギリシャ人が登場します。 60歳に近い年齢で、英語はまったく話せないけれど、人懐っこくて親切な男性。村上春樹が暮らしたミコノス島の集合レジデンスの管理人です。 ヴァンゲリスの口癖。 「60になれば、年金が…

老いては子に従え リバース・メンタリングの勧め

西日本を襲った豪雨。 避難指示を無視して自宅にとどまろうとする父親を説得する息子さんの映像がテレビに流れました。 一刻を争う事態だというのに、自宅の海抜を息子に言わせようとしたり、濡れた靴下のまま家に上がろうとするのを注意するなど、その後の…